今書いている短編小説はホラーである
小説仲間の友人が、お前にホラーは書けないと言われたがゆえに書くことにしたのだ
ホラー小説といえば真っ先に思い浮かぶのがスティーブンキングかな
ただ本ではいくつか読んだが実際は映画で観た方が多いかもしれない
と言うことでほとんどホラー小説なるものは分からない
ホラーも多分色々とジャンルがあるのだろう
血みどろのやつは確かスプラッターホラーとかだし、いわゆる貞子だかの幽霊とか化け物とか呪いとかって言うのもあるし
ま、いずれにしても手段はともかく、基本的には人(あるいは悪魔かな)の怨念のようなものがホラーにはつきものなんだろうな
小説仲間の友人が書いたホラーは、狂った系のホラーだ
なのでサスペンスホラーというのかファンタジックホラーというのか
なかなか良く出来ている
勝手にネタを書いてしまうが、楽しい結婚生活を送る二人の男女があって、実は奥さんは脳梗塞とかそんな病気で臥せっていて、夫が生き霊か架空の奥さんか分からないが、その人と楽しく暮らしているという設定
奥さんが意識を取り戻すが、後遺症で元の体には戻れない
夫は、楽しく暮らしている今の奥さんとやっていきたいので、意識を取り戻させた医者を逆恨みして殺そうと企てるって話
僕も思ったが、講座の講師も、中身がゴテゴテしていて不要な部分が多いと指摘されていた
それに、医者を逆恨みする動機が弱いなあと彼に言った
だってそれなら奥さんが意識を取り戻す前にやらないといけないし
まあそれにしても発想は面白い(もしかすると他にも似たような話はあるかもだが)
ただそれを超えなきゃならない(と勝手に思っている)
そこでテーマをどうしようか考えた
スティーブンキングの場合は、土地とか建物とか人に由来する怨念が、現代に蘇る的な発想が多いように思う
イットのような子供が理由もなく怖がる道化師が、何年だが何十年だかに現れて、本当に怪物で子供を餌にしていたって話だし、シャイニングとかは、あのホテルに巣食っている過去の霊が、見える超能力を持つダニーに襲い掛かっていく話だけど、要は子供が幼い頃に見る怖い夢そのものだと思うんだよね
誰にもあるんじゃないかな
僕にもあった
一つは、家のトイレがとにかく怖かった
引き戸を開けると、まず小用トイレがあって、その奥にやっぱり引き戸の和式トイレがあった
夜とか一人でおしっこしていると、奥の引き戸が開くような気がして怖かったのだ
何度も夢を見た
長くなっちゃったので続きにしようかな