めいそうえっせい

色々と心のままに

藤井聡太三冠

今は本当に便利というかありがたいことにこんな対局がリアルで見られるんだもんな

 

アベマTVとかでね

 

見始めたときは途中だったけどすでに先手の藤井がAI評価では70%前後の優勢とあった

 

こりゃ間違い無いなと思っていたらそこからはあっと言う間だったな

 

相手の豊島叡王もほぼ観念していた感もあり

 

終盤で放った九七桂が凄いと解説されていたのが印象的で、なぜならAI評価は高くなかったから

 

面白いのは今やAIにはトップ棋士といえど勝てない時代になったのだが、そうなると面白みはなくなるんだろうと思っていたけど、実際にはそうならなくて、AIに人間が勝つか負けるかではなくて、人間同士の勝負のアヤがAIによってさらに分かりやすくなって興味を増したんだな

 

NHK対局なんかもAIを入れているけど、本当に終盤は面白い

 

先手優勢が95%となっていたのが一手でいきなり真逆になったりする

 

なかなかプロ棋士の選ぶ手の良し悪しを素人は判断できないのだが、AIが打ち手の選択肢を評価とともに見せてくれるので、へえそうなんだと、そしてどの手を選んでどうなるかをまるで映画の展開さながらにハラハラドキドキしながら楽しめるわけだ

 

将棋を本格的に始めたのは会社に入ってから

 

同期入社の男が同じアパートにいて二人とも暇だからよく将棋をした

 

そいつは中飛車一辺倒なんだけどこっちは戦法など何も知らないから何十連敗もする

 

特に悔しいもなかったんだけど会社で自分が強いとやたら言いふらすものだからお陰でよしそれならと火がついた

 

今でも忘れない

 

中原誠、当時は名人だったと思う、の振り飛車破りという本を買ってきて研究したのだ

 

なるほど、なるほど、確かにいつもこうなってああなってこうなると・・・

 

で、今度は全く負けないようになった

 

そいつは勉強しないからいつも同じ戦法でやってくる

 

なので同じ迎撃法でやっつけるって具合

 

そこから将棋の本を読み漁り、将棋新聞を購読しと少しずつ勉強し今に至っている

 

でもほとんど対局はしてないからあんまり強くはなってないだろうな

 

当時お世話になっていたある人がいて、その人はアマチュア五段だった

 

アマ五段といえば県名人クラスだ

 

僕はといえばせいぜい一級程度か

 

教えてくれると言うので自宅に伺ってお願いした

 

盤も駒も一級品

 

盤は本榧(かや)の8寸、駒は天童の盛り上げってな感じ

 

二枚落ちだったけど緊張したなあ

 

何しろ駒を打ち下ろす音が違う

 

ピシッーだもん

 

んで負けた

 

終わった時にその人が敗因は何だと思うかと僕に聞いた

 

僕はあの時の銀をうんぬんと答えた

 

すると

 

違う!君が弱いからだ!

 

それ以来その人とは疎遠になった

 

将棋の道は厳しい