めいそうえっせい

色々と心のままに

欲望のパラドックス 2

お金は欲望と繋がりが強い 今こそお金への希求が叫ばれる時代はかつてなかったのでなかろうか 自由主義経済という名の下に、資本家が大きな富を蓄える 富の行き過ぎた偏在は社会をねじれさせる 持たざるものの不満のマグマは膨張の一途である お金はパワーで…

欲望のパラドックス 1

欲するものを簡単に手に入れられる場合とそうでない場合がある 猫の額ほどの庭に、ソヨゴが雌雄で立っている 常緑で葉が風にたなびく感じが好きなのと、居間の窓から隣家の視線が気になるので目隠しにもなるしと思い植栽したものである ところが肝心の視線の…

デモンズソウルと井上尚弥

デモンズソウルという元祖死にゲーのPS5版を始めてしまった この歳でゲームかと言われそうだが、年寄りには麻雀などと同じく、頭と指先を使うので悪くないそうだ 実は以前、PS3でやって最後のボスに勝てずにそのままにしていた悔しい思いもあった あれから、…

ミツバチのささやき

瞳を閉じてに続いて、ビクトルエリス監督のデビュー作である「ミツバチのささやき」をアマゾンで見た 通常画質版でも2000円したので高いなあとは思ったがどうしても見てみたかった 1940年頃のスペイン内戦後あたりの時代を描いているとのこと 内戦で…

瞳を閉じてとお金本

つい先日、ビクトルエリせ監督作品「瞳を閉じて」を観た。 小説仲間に感化されたからだった。 3時間に及ぶ長い映画だった。 正直、僕にはよくわからず、退屈でその前の日にゴルフをしたせいもあって、何度か眠りそうになったほどである。 主人公は映画監督…

投資3

でも僕にはそれほど時間がない 本来なら30年くらい欲しいが無理かもしれないし、その時生きていても資産は自分ではなく子供や孫に残すのが関の山である よく言われることだが、心配性の日本人は常にため込んで使わない 僕にもその傾向がある でも待てよ 8…

投資2

もちろんそれまでには自社株や他にも何度か株を売買したことはある 数十万儲けたり少し損したりという一般サラリーマンレベルの話である 株は精神衛生上よくない 上がったら落ちる恐怖に駆られるし、下がったら見るのも嫌になる 小心者なのだろう(僕だけで…

投資1

株が高い 日経平均はとうとう4万円を突破した 僕が投資に興味を持ったのはあと数年で定年になる58歳の頃だったから今から6年ほど前になる ある日ふと考えがよぎったのだ 老後ってどうなるのかと すでに老後2000万円問題とか言われていた頃でもある …

日本の食とインフレから考える世の中

これほど美味しくバリエーションに富んだ食が可能な国ってあるだろうかと改めて思う 最近は色々と値上がりしてしまっていてそうそう簡単には手が出ないものもあるにはあるが 例えば町中華 僕は町中華が大好きで、ある店に週一程度には行くが、880円で食べ…

思考に関する考察

思考とはえてして自分勝手なものである しかもふらふらする ふらふらするという意味は、一つにはあれやこれやと価値判断しながら彷徨うということであるし、もう一つは過去や現在や未来を行ったり来たりするということでもある 例えば投資を例にとってみよう…

日本の政治と松本人志問題

日本の政治と松本人志問題はその権力構造と閉鎖性において近似する 異なるのは外圧の有無だけである 前者に外圧、つまり選挙がなく、後者には文春という外圧があった 政治において国民は選挙という手段で外圧を働かせうるが、変化をよしとしない高齢化社会と…

年頭におもう

なんだかんだと言いながらすでに1月も中旬になってしまったのである 今、東の小窓には、淡いブルーバックの空に綿菓子のような雲が流れている 静かで平和そのものである ところが、こうしている今も世界では戦争があり、誰かが犠牲になっているし、日本では…

バチの当たるスピード

バチが当たると言う言葉はすでに死語だろうか よくいうZ世代にアンケートでもとってみればわかるだろうがまあそれはいいとして バチが当たるというのは、難しくいえば因果応報である 悪いことをしたから悪いことが返ってくる より深く考えてみればこの考え方…

バチの当たるスピード

バチが当たると言う言葉はすでに死語だろうか よくいうZ世代にアンケートでもとってみればわかるだろうがまあそれはいいとして バチが当たるというのは、難しくいえば因果応報である 悪いことをしたから悪いことが返ってくる より深く考えてみればこの考え方…

客を選ぶ店

その昔、お客様は神様ですなんて言葉が一世を風靡した 確か三波春夫さんだかが言ったのではなかったか 僕は転勤族だったので日本全国津々浦々それなりに知っているつもりでいるが、客に対するサービス度についても大きく異なると思っている あくまで私見だが…

客を選ぶ店

その昔、お客様は神様ですなんて言葉が一世を風靡した 確か三波春夫さんだかが言ったのではなかったか 僕は転勤族だったので日本全国津々浦々それなりに知っているつもりでいるが、客に対するサービス度についても大きく異なると思っている あくまで私見だが…

知っているということ

昨日、電車に乗っていてふと思った いつも乗る時間の電車とは違っていたので乗り換え時間が気になったのだ つまりいつもなら乗り換え時間に余裕があるので、ゆったりした気分で降り、ゆったりと歩き、乗り換えホームに行くことができる しかし違う時間なので…

断捨離について僕も考えてみた

ヤフーニュースの横尾忠則氏の記事が面白くて好きなのだ 今日は断捨離についてコメントされていた 彼曰く、断捨離とはインスタント悟りであって、ヒッピーのドラッグみたいなものと切り捨てている いやあ面白いな お釈迦さまの言われる本物の悟りとは、目の…

人生のほとんどのことはどうでもいいことに違いない

人生のほとんどのことはどうでもいいことに違いないということがわかるのには随分と時間がかかる そういう僕にしたって、あと20年生きているかどうか分からない年齢なのに、どうでもいいことにばかり時間を費やしてるのだから ただ問題はどうでもいいと思っ…

小説作法 スティーブンキング

物書きを趣味にする者にとっては非常に興味深い本である いや、もしかするとプロの作家にとってもそうかもしれない 先日、小説家と飲んだ 女性である 二人きりではなく他にも数人いた さすがにプロだけあって、視点も指摘も鋭く、なるほどと思わせる その中…

忖度は賄賂と同じである 特に日本のメディアと政治

「忖度」とは広辞苑には「他人の気持ちを推しはかる」とあるようだ つまり本来ポジティブな意味である 国民性で言えば最も日本人に当てはまるだろう 意見を主張せず、他人の気持ちを慮り、空気を読んで調和を大切にする 日本人の美徳そのものを表していると…

LAMBとSHE SAID

LAMB(ラム)から 北欧の映画 日本ではホラーのジャンルに分類されているみたいだけど、ホラーではないと僕は思う 描いているのは人間のエゴではないか タイムマシンが実用化された未来社会だが、描かれるのは北欧の高原で山羊を飼育する二人の若い夫婦 なぜ…

70点主義 

僕は仕事をしていた頃、原則70点主義だった 要するに完璧を目指さないということ 手を抜くというのではないが多少はそれに近いニュアンスもある もとはといえば、三十代の後半で出会ったある上司から学んだことである 往々にして勘違いしやすいのは、目の前…

死を選ぶ 2

僕がこの世に生まれてきたのは自分が選択したからであるという仮説 全くの偶然であるとするよりは理解しやすいような気がする ただなぜ選択をしたのかである 選択したからには理由とか目的があって然るべきであるが僕はそれを覚えていない 問題はここなのだ …

死を選ぶ 1

死は選んでも良いものだろうか 権利と義務という言葉が思い浮かぶ 生は権利か義務か、同じように死は権利か義務か 僕たちはつい生と死を対比して考えがちで、しかも生は尊く、死は悪いみたいな概念を心のどこかに抱いているようにも思う ところが誰もが否定…

いのちの森 水輪(すいりん)

長野の飯綱高原にある、「いのちの森 水輪」という場所に行ってきた 少し変わった場所で、いわゆるリゾートではなく、ホリスティックリゾートセンターと銘打たれている ホームページから少し紹介すると いのちの森「水輪」は、1992年に結成された、一人一人…

過去の自分

今朝、瞑想していて、小学生の頃の自分を思い出した 仲の良かった近藤くんの家に遊びに行く自分がそこにいた 懐かしくも思ったが、その一方で、これは現実ではなかったという不思議な感覚にとらわれた 確かに記憶の中にはあるんだけれども、まるで夢の中で起…

トランプ元大統領

最近、なぜか顔が色々と気になるのだ トランプ元大統領のマグショットなるものが公開された 起訴に反発して睨みつけているのだそうだ とはいえ、すこぶるつきの悪い顔である 凶悪とでも言おうか 別段、人相なるものを信じているわけではないが、やはり顔に何…

片岡鶴太郎氏のこと

片岡鶴太郎氏は68歳だそうである 10数年前かな、ヨガに専念するために離婚までしたと何かで知った とにかくストイックな生活らしく、食事は一日一食、睡眠時間は四時間くらいだったかな、ヨガに費やす時間がとにかく半端ない 彼も瞑想を主体に置いているよう…

暇と閑

「スケジュール症候群」は僕の名付けた造語である 以前、大学生が手帳の予定がないことを不安に感じる「空白恐怖症」なる言葉があったそうだが、それと意味はほぼ同じである 僕の友人を見ていてふと浮かんだ次第である 彼は会社を辞めてから、とにかく動き回…