瞑想を始めて7−8年ほど経った頃
仕事が激烈に忙しくかかるストレスも凄まじい時期が数年続いた
あまりに他社との競争が激しく毎日神経をすり減らしていた
俺は何のためにこんな仕事をしているのか
もちろん家族のため
稼ぐため
会社のためだった
ある日本当に嫌になった
それまでも心の片隅にあったことでもあるが
瞑想の教師になろうと考えた
心は決まった
女房に伝えた
もちろん反対だ
もう仕事を続ける根気もなくしていたので引き下がるつもりはなかった
家族は何とかして養えば良い
死ぬ気でやれば何とかなるだろうと
今思えば甘い考えだったかもしれない
女房は私が尊敬するある人に相談した
その人とは私に瞑想の指導をしてくれた人だった
電話があった
調和を大切にしてください
何かに向けて進もうとする時本来自然が後押しをしてくれます
そこに障害や困難があるのであれば無理に進む時ではありません と
よくよく考え直し退職しないことに決めた
乗り越えてみようと
その後もう一度考えてみようと
それは30歳後半のことだった
結局定年まで勤めることになるのだがまだまだ試される出来事は
続くことになる