何年も前になるが、瞑想中に不思議な体験をしたことがある
もちろん目を瞑っているわけだが真っ暗な中に光の点が現れた
その光が身体の中を駆け巡るように見えた
もちろん幻覚ではない
明瞭だった
そしてその夜のこと
何時かは分からないが夜中だ
目が覚めた
覚めたと言ってもいわゆる覚醒したのではない
頭の中?で覚めたのだ
そして寝ている自分自身を見下ろしていた
短い間のことだったが強烈な経験だった
そして朝5時ごろ本当に目が覚めた
生まれ変わったかのような明晰さを伴った目覚めだった
暗闇でじっとしていたがそのうち夜明けを迎えた
気分がじっとしてられない
高揚しているのだ
窓から差し込む光とかすかに見える木々の緑
何を想ったか近くにあったメモ用紙に詩を書き始めた
この世界の素晴らしさを謳う詩を
この経験が自分の今後を決定づけていくことになろうとは
その時は全く考えもしなかった