めいそうえっせい

色々と心のままに

78歳の友人

小説クラスで知り合った78歳の男性と仲良くなれた

 

クラスが終わって食事を共にし軽くビールを飲んで色々と話す

 

彼は僕よりも一回り以上も年長だがそんなことを全く感じさせない

 

見た目も健康的で若々しいだけでなく、さまざまなことに意欲的で挑戦的な姿勢が素晴らしい

 

数年前に最愛の奥様を亡くされ随分と落ち込んだようだが、小説を書き始めたことで少しずつ立ち直ったと言う

 

学生時代から英語を勉強していて大学時代は英文学科専攻し、ビジネスでも英語が必要になった頃に受けたTOEICが890点だったそうだ

 

それにも驚いたが、その後もずっと英語の勉強を継続していて、朝は英字新聞を読み、NHKの英会話を見て、さらに海外文学を原著で読み、YouTubeでも勉強したりをしている

 

TOEICを受けたら、限りなく満点に近いとのこと

 

続ければ人間は成長できるんですとおっしゃる言葉に重みがあった

 

しかもITに強い

 

携帯するのはiPhoneApple WatchiPad

 

小説はiTEXTで書いていて、Wordへの変換方法を聞かれた

 

何より壁がない

 

なんでもやってみようという姿勢に満ち溢れている

 

さらにさらに

 

現在、彼女を募集しているそうだ

 

実は以前、お付き合いしている女性がいるとは聞いていたのだが、その人とは別れたそうで、新たな出会いを模索しているらしい

 

これも凄い

 

エネルギッシュで老け込む要素などどこにもない

 

もちろん一人になれば寂しいだろうし、肉体的な衰えにも感ずるところがあるだろう

 

それでも人生を楽しもうとしている

 

僕は彼の年齢になってあのような生き方ができるだろうかと思わず考えてしまった

 

誰もが生きている限り、年を重ねていく

 

例え健康体であっても、老眼が進み、男であれば小便の出が悪くなって回数が増え、耳も少しずつ聞こえづらくなってくる

 

さらには、関節の痛みや手足の痺れとか、今まで経験したことのない身体の不調にも見舞われる

 

夜も睡眠が浅くなり、何度も夜中に目が覚めたりする

 

ああ、こんなふうに人は年を取っていくのかと日々思う

 

僕は髪がまだある方だと思うが、最近抜け毛が激しく、随分減ったようだし、しかも細くなっている

 

自然のままでいいやと思う反面、オシャレする意味でも増毛をしてみるのも面白いかもと思ったりしている

 

だって目が悪くなれば眼鏡をかけるし、歯が悪くなれば入れ歯をするわけで、確かに髪の毛があろうがなかろうが生活に不便はないけれど、人生を楽しむ一つの方法としてやってみるのもいいんじゃないかな

 

変だったらやめればいいし

 

自然じゃなきゃいけないなんて思っていた時期もあるけれど、そう思うのもやっぱり自然じゃないかもしれない

 

不便とか困ることとか嫌なことを出来る範囲の中で快適にするのは逆に自然じゃないかな

 

我慢は一種の美徳だけれども、誰かのためにする我慢はあっても、自分のために我慢はする必要はないと僕は思ってる

 

いや思うようになった