めいそうえっせい

色々と心のままに

神楽坂でジジイ二人が分け分けした昼呑み

もう何年になるかな

 

二十年くらいか

 

一つ年上の会社の先輩とずっと付き合っている人がいて半年ぶり、いやもっとか、久しぶりに昼のみに行ったのだ

 

コロナで何回も流れて

 

神楽坂に良さげな街中華があってそこへ行こうと決めてた

 

んで、行ったはいいが、さすがと言うべきか、やっぱりそこは神楽坂

 

高円寺や中野って具合にはいかない

 

11時の開店と同時に入ったが、壁のお品書きを見ると、いわゆる定食ものばかり

 

生ビールもない

 

しょうがなく瓶ビールと売りのチャーハン一つを頼んでまずは乾杯

 

まあ、玉ちゃんも瓶ビール派だし、いいかと

 

チャーハンを分け分けして、ビールをちびちびやり、途中で麻婆豆腐を一つ追加し、それも、いいジジイ二人が分け分けするのだ

 

平日でもあったからあっという間に周りはお客さんでいっぱい

 

すごいのはそのほとんどがチャーハンなのだ

 

確かにうまい

 

パラパラだしね

 

でも何よりいづらい

 

だって酒飲んでるのは僕らだけなんだから

 

結局、早々に退散し、先輩が見つけた店に河岸(かし)を移した

 

河岸を移すなんて言葉、今や死語だよね

 

知ってる人にとっては当たり前でも知らない人にとってはわからないだろうから念のために解説すると(それほどでもないが)

 

お店を変えるってことだね

 

お、いい時間じゃねえか、そろそろ河岸変えっか

 

なんて使ったりする

 

例えば食事の後、スナック行くような場合とかね

 

ま、そんなことはどうでもいいか

 

とにかく僕たちは河岸を変えた

 

ところがやっぱり神楽坂

 

その良さげな店も昼は昼のメニューしかない

 

つまりは定食だな

 

泣く泣くお暇し、ぶらぶらしようかってんで、歩いていると2階に上がる居酒屋らしき店を見つけた

 

お、いい感じ、これこれ

 

ジジイ二人落ち着いたのはいいが、お姉さんに生ビール2つ頼んで、さあ何をつまもうかってメニューを見ていると、お姉さんがそれは夜だけですと死の宣告

 

結局、唐揚げ定食を一つ頼んでまた二人で分け分けして、生ビールと日本酒と抹茶割りを飲んだ

 

やっぱりそこも定食食べるお客さんばかり

 

結構粘ったけど、14時も近くなると極端に人が減っていづらくなったので、そそくさと店を後にした

 

実は僕は14時開店のカフェバーを見つけてあった

 

そしてそこへ行くと今までの鬱憤(でもないか)を晴らすような素晴らしく居心地の良い店!

 

こじんまりしているが、ママさんの優しい接客がまず嬉しい

 

日本酒はないが、ハイボールやカクテルなどがしっかりあって、何よりつまみが抜群に美味いのだ

 

結局14時過ぎから19時までのべ5時間も滞在してしまった

 

でも久しぶりに楽しく語り合い飲み食べた満足の一日だった

 

たまにはいいよね

 

瞑想には悪いんだけどね