僕は自分が自己肯定派なのか否定派なのか今の今まで考えたことなどなかったのだ
先日、娘が言った
あるテレビに出てくる人を見て
この人は小さい頃から物凄く愛されてきたからこんなに自己肯定感の強い人になったと
それは暗に自分がそうではなかったと言いたげだった
娘は保育士なので、子供を育てるに当たって様々な情報を持っている
きっと自己肯定感の強い大人になった方が幸せで、そのような育て方はどんなものかを知っているのだと思う
僕は娘のコメントに何も言えなかった
彼女らは立派に育ったが僕が何かを意図して育てた覚えはない
僕は転勤族だったから、娘たちを何度か転校させたりもしたし、今も彼女らにとって故郷といえる場所はない
しかも子育ては全てカミさん任せで僕は何もしていないに等しい
自由に伸び伸びと育って欲しいくらいにしか考えていなかった
つまりは、自分自身が未熟だったのだと今は思う
後悔先に立たず、覆水盆に返らず
過去には戻れない
「道程」ではないが、僕の前にしか道はない
なのにこんなに歳を取ってしまった
知らぬ間に
まだ間に合うだろうか
何か僕にできることがあるだろうか
最近そんなことばかり考えている