めいそうえっせい

色々と心のままに

自転車飲酒運転 大反省の巻 最終回

娘が動いたと言った

 

と言うことは拾われたと言うことか

 

でもその辺りには人はいない

 

もう一度娘に最新情報に更新してもらうと、目印としてきたコインパーキングの中にあると言う

 

いやいや、そこから数十メートル東南の道路にあったはずだ

 

そうしたら娘が鳴らしてみようかと言うのでお願いした

 

そしてあったと思われる場所からコインパーキングの方に向かってゆっくり走り出した

 

音はしない

 

コインパーキングの入り口で、金属音らしき音がする

 

これか?と思ったが、それはちょうどワンボックスカーがバックで駐車する際の音だった

 

もう一度、戻り耳を済ませながらぐるぐる回るが音は聞こえない

 

娘に確認する

 

まだコインパーキングの中にあるかと

 

あると言う

 

分かったと言ってもう一度コインパーキングに向かう

 

10台ほどの平置き駐車場だ

 

その中に入っていって耳をすますとかすかな音が聞こえる

 

奥の方に進むと音が大きくなる

 

あった!!!!!!!!!!

 

駐車場の一番奥の看板の下に

 

なんとスマホも鍵もメガネも全てそこにあった

 

奇跡かと思った

 

神さまに感謝した

 

もちろん娘にも

 

家に帰るともう一人のカミさんも喜んでくれ、ラインには、娘から厳しいコメントが入っていた

 

みんな心配してるんだから、これからは、ママや私たちの言うことを少しは聞いて!!!!

 

カミさんに見せると、老いては子に従えだねとチクっと一言

 

まあでも何も言い返せないし、全ては自分のせいだ

 

本当にこれから気をつけようと思った

 

そして最後に

 

僕は不思議だった

 

なぜあの時スマホの位置が動いたのか

 

最初のあった位置は僕も娘も見ていた位置だった

 

それが途中で動き、数十メートルも離れたコインパーキングの中へと移動した

 

僕はその理由を考えてみた

 

一つは、もちろん精度の問題

 

いくら精度が高いといってもやはり誤差はあるだろうし、なんらかの影響でそれが是正され正確な場所に変わったということが最も可能性は高いし、自然だと思う

 

でもね、僕はこう思ってるんだ

 

神さまの配慮だと

 

ギリギリまで僕のやったことを僕に反省させたんだと

 

いくら酔っていたからと言って、自転車でコインパーキングの中に入っていくことは考えにくい

 

それなのになぜその中の一番奥に、三つとも並んだようにあったのか

 

神さまが置いてくれたんだ

 

見つけやすいように

 

でもそこまでの道のりは僕が不自然な行動をとったせいだよと気づかせてくれるためにあった

 

でも本当に良かった

 

僕はお酒を飲んで自転車を運転しない(当たり前なんだけどね)