めいそうえっせい

色々と心のままに

まずは自転車のススメ、そしてその先へ

高齢者の車の運転が問題にされている

 

確かに僕の母も85歳でまだ車に乗っている

 

日本では、危ないからとにかくやめさせようとする

 

85歳で車に乗っているなんてなれば、大丈夫か、もうやめさせないとという論調になっていく

 

でも、よくよく考えれば、何歳だって問題なく運転できる人はいるし、高齢になればなるほど個人差も大きくなる

 

ドイツの発想は逆で、車を運転する喜びを何歳になっても維持してもらおうという考え

 

つまり、高齢者がいかに安全に運転できるかに政策誘導している

 

これって面白くない?

 

日本は高齢者はああだから、こうだからと決めつけ、こうあらねばならない方向へと追い込んでいくが、ドイツは、高齢になっても、もっと人生を楽しめるよ、楽しもうとススメる

 

自転車(例のビアンキプリマヴェーラ)で、街を走っていると、多くのお年寄りを見かける

 

自分が定年になる前には全く気づかなかった人々

 

お年寄りはよく存在しない人々とも日本では言われる

 

無視されているのだ

 

僕は自分がその年齢に近づいていることを意識し始めたことによって彼らがよく目に入るようになってきたんだ

 

本物のお年寄りは基本静かだ、ゆっくり動く、道端で佇んでいる

 

まるでパントマイマーのように

 

通りすがる人々は、存在を意識せず、石ころでも見るようにそこを通り過ぎる

 

お年寄りも自分が注目されたいとはもちろん思っていない、いや、それどころか、全く逆で見て欲しくないと思っているのかもしれない

 

あくまでイメージだが、ヨーロッパなどのお年寄りは、もっと活き活きしてないかい

 

街角のカフェで談笑したり、色鮮やかな洋服で着飾ったり

 

笑顔のイメージがある

 

日本だってそうして悪いわけがないし、そうなってこそ高齢化が進む日本では大切じゃないかな

 

だって誰もが歳は取るし

 

若い人は自分がいずれ年老いていくことをこれっぽっちも意識しないだろうけど、その時はいつか必ずやってくる

 

だからこそそういう姿を見せておいてあげれば、ああ、いつか自分もああなりたいとか年寄りも悪くないって思えれば社会は一変すると思うんだ

 

団塊の世代後期高齢者に間も無く入っていく

 

若い人と張り合うのも悪くないけど、そんな老化に対抗する考えじゃなくてさ、もっと柔軟に受け入れて、それを積極的に楽しもうってなったらいいんじゃない

 

そこでだよ、まずは自転車がいいと思うんだ

 

気に入った自転車を見つけて自分用にカスタマイズして乗る

 

自分がやってみて驚くくらい楽しいし適度な運動にもなるし

 

80歳くらいまでは自転車で街をゆっくり走り回るってのはいいと思うな

 

車より安全だしね

 

そしてその先のこと、つまり自転車に乗ることが少々危なっかしくなった時

 

自転車の三輪車って手もあるけど、それより、時速20キロくらいで街を走れるオートビークルがいいね

 

基本一人乗りでいい

 

少し荷物が積めたらいいな

 

自分の意思でいろんなところに行けるのはきっと何歳になっても楽しいと思うんだ