めいそうえっせい

色々と心のままに

今更ながらこの歳になって恥ずかしげもなくゴルフスイングを語る 2

あまりにも簡単というか当たり前のことなので逆にガッカリというかいい加減にしろというお怒りを頂戴してしまうかもしれないがご容赦ください

 

「ゆっくり振る」のである

 

コラという声が聞こえてきそうだが少し待っていただきたい

 

このゆっくり振るというのを、もう少し説明すると、「腕」をゆっくり動かすという意味になる

 

ゴルフスイングの問題点は、飛ばそうとすると速く振りたくなることにある

 

つまり腕に力が入る

 

これが万病の元である

 

当たらない、曲がる、飛ばないの三拍子になる、絶対になる

 

よくゴルフスイングは振り子に例えられる

 

振り子は自然の動きであって、回転運動である

 

必ず同じ軌道をトレースする

 

つまりボールの前にヘッドを置いて振り子運動をすれば、同じところに戻ってきて、しかも真っ直ぐに当たるから真っ直ぐ飛ぶ

 

余計な力がそれを全てダメにする

 

ただ振り子運動で振れと言っても簡単にできるわけもない

 

要は、バックスイングを行う速さと同じ速さでダウンスイングで腕を振れということ

 

さっきも言ったが、飛ばそうとすると、ダウンスイングで力む

 

腕を速く振ろうとする

 

その結果何が起こるか

 

だいたい右利きだから、右手の力が強いのでどうしてもクラブがアウトサイドから下りてくる

 

気持ちと裏腹にフェースが開いてしまっている

 

結果は弱々しいスライスになる

 

せっかく振り上げたクラブのパワーも腕力も全くボールに伝わらず、横から擦るだけのへなちょこボールに成り果てるわけだ

 

僕の場合はさらに体が伸び上がるから右に出てさらに右に曲がっていく

 

しかもである

 

腕を力任せに速く振ろうとすればするほど実はヘッドスピードは遅くなる

 

腕は力点ではなく支点であって、腕がゆっくり動くことによって、それにつられて動くクラブは自然に加速していくのだ

 

ゴルフのトップアマチュアとかプロはそれを体で覚え込んでいるに違いない

 

さて飛ばそうとすればするほど飛ばなくなるという皮肉

 

さらに歳を取って体は固い

 

そして僕たちはしょうがないよ歳だものと言うのだ

 

しかしである

 

腕をゆっくり動かせれば間違いなくヘッドスピードは上がる

 

そしてさらにである

 

ヘッドが加速して下りてくることによって、ヘッドターンが速くなり、ボールに当たる際にスクエアに戻るのだ

 

もちろんそれは腕に妙な力みがないことによるアウトサイドインの軌道が修正されている効果もある

 

スクエアに下りてきてスクエアにボールに当たり、しかもヘッドスピードが上がるというか加速した状態なのである

 

この結果がどうなるか

 

多分驚くほどボールが飛んでしまうことだろう

 

腕を上げたと同じようにゆっくり下ろすのは難しい

 

今までのスイングの慣れもあるし

 

しかしゆっくり下ろそうとすればするほど実はスイングの「タメ」が聞いてクラブが走ることを実感するだろう

 

しかも力など不要であることにも気づくだろう

 

体が固くなって問題ない

 

腕が肩より上に上がりさえすればそれでいい

 

なぜなら体の捻転は最小限で良いから

 

クラブを振るのはあくまで「腕」である

 

腰だ、肩だを必要以上に回す必要などないのである

 

さて、最後にもう一つだけコツを

 

ボールは「打つ」ものではないし、ましてや「叩く」ものでもない

 

ボールとクラブヘッドは仲良しでなくてはならない

 

あんな小さなわずか50グラムにも満たないボールなのだ

 

大切なのはヘッドで「優しく」「包み込む」のである

 

そう、包み込むこそが大切

 

ゴルフボールは打つのではなく、ヘッドで包み込んであげる

 

ではまとめです

 

腕は振らない、上げた時と同じスピードで下ろす

 

ボールは打たない、ヘッドで優しく包み込む

 

この二つが出来たらボールは真っ直ぐ飛び、驚くほど飛ばし屋に変貌すること間違いなしである