めいそうえっせい

色々と心のままに

林真理子日大理事長 その2

自民党女性フランス研修からの続きである

 

元々、研修とはどういうものであるかのしっかりした考えのないまま、物見遊山的に行っているとしか見えない

 

そういうことがなぜ起こるか

 

考えが甘いからである

 

そして考えが甘くてもそれで許されてきたからである

 

実際のビジネスの現場はそんな甘くはないことを彼女たちは知らない

 

なので世の中の厳しいビジネスの世界で生きている人たちや、毎日の暮らしを必死に生きている人たちから反発を買う

 

例えば岸田総理の子息の件も同じ図式になる

 

子息も問題だが、何より問題は岸田総理自身である

 

身内に甘いのではなく全てに甘い

 

それで良かったからである

 

そういう環境で何十年と過ごしてきた

 

だから感覚が乏しいのだ

 

こればかりはどうしようもなく単純に岸田総理を責めることもできない

 

それが日本の政治家の縮図であり、彼らが日本を率いていることの、残念さでもあるし

我々国民の責任でもある

 

少し大きな話になり脱線してしまったが

 

林真理子氏の日大理事長職はそのような大きな話とことの重要性は同じなのである

 

彼女は先月の着任一年目に、前任の理事長の後始末で追われ、改革は6合目であると語った

 

しかし実際には思い切った改革など何もやっていない

 

理事の何人かを女性に変えただけのことである

 

作家であるだけあって言っている事は尤もらしい

 

透明性、多様性によって改革すると言う

 

しかし女性を入れたからって急に多様性が生まれるわけもなく、ましてや透明性などどう確保すると言うのか

 

今まで発言のなかった理事会で発言が増えたと言うが、小学校のクラス会じゃないんだから組織の透明性を担保する明確な指針と政策を持たなければ進まない

 

あの稲盛和夫氏が日航を立て直しにかかった時、どれほどの荒療治し、それに何年をかけたか

 

思い切ったリストラを断行し、かけた時間は8年である

 

それが大組織を変革する本気というものである

 

ネットで拾ってみると、今年の1月の日経対談で林真理子氏は、理事長職に向いていると発言している

 

高々就任半年のことである

 

大甘なのだ

 

しかも就任後もずっとエッセイやコラムなどの仕事も続けているそうだ

 

せめて理事長職の4年間は作家業は一切断つくらいの信念で引き受けねば何もできないまま終わるのは自明の理だし、まあそうしても無理だろうが

 

とにかく何もわかっちゃいないのである

 

本来ならもっともっと下のレベルまで降りていって毎日毎日、膝詰めで談判して問題点の根っこを自ら洗い出すくらいの気概が必要な事なのだ

 

そして同時に腐った人を切る厳しさも

 

少なくとも僕が部下ならこんな与し易い上司はいない

 

適当にあしらってベンチャラかまして耳当たりの良い報告だけしておけばそれで済む

 

本質など全く見抜かれない

 

つまりは日大の体質はなんら変わってはいないということである

 

何一つ変革は起きていない

 

今回の件で最も憤慨しているのは当の林真理子氏かもしれない

 

「私聞いてないわよ!」と誰かに怒鳴っているかもしれない

 

彼女に悪意は感じない

 

つまり嘘をついているようには思えない

 

だからこそ余計にダメなのである

 

本が売れてお金持ちになって有名になって著名人ともお友達になったのはいいが、ただ単にそれだけなのであって中身は何もないただの人である

 

売れる本が書ける人というだけのただの人