めいそうえっせい

色々と心のままに

瞑想と仕事

38年勤めたが転勤は9回、引っ越しは個人都合も含めると15回にのぼる

 

新たな土地に行って新たな生活そして新たな仕事を始めるのは誰にとっても大きなストレスになる

ましてや自分の意思ではないのだから

 

北海道で3年ほど経ったころまた転勤になった

次はより困難な状況が想定される場所でさらに大きなストレスがかかった

 

自分に言い聞かせた

2週間頑張ろう

それでダメなら会社を辞めよう

どうせ一度は辞めるつもりだったしと

2週間というのは北海道転勤時に慣れるのにかかった時間だ

 

今度は慣れるのに2週間かからなかった

単身赴任でもあったがそれも慣れた

 

まあ立場が中間管理職であったが同じような部下持ちの仲間も多く

孤立感は乏しかったこともある

 

ここは2年だった

ここでも良い上司、仲間、部下に恵まれた思い出深い2年となった

 

そして結局落ち着く先になる東京本社への異動となる

約15年前のことだ

 

不思議なものでもう転勤に伴うストレスはほとんど感じなかった

何度も経験したせいで転勤前に感じていたストレスには実は実体がないこと

に気づいていたからだ

 

人は先行きのことをあれこれ想像し期待したり不安を持ったりする

ありもしない、起きてもいないものにストレスを感じてしまう

スキーに行って経験したことのないような斜面を滑り降りる時に足がすくむ

のと同じで実際に飛び込んでみると意外にそうでもないことに気づく

 

このような気づきに瞑想がどのように役立っていたかはその時には知る由も

なかった

瞑想は自分の思い込みや知らない間にため込んでいた(他の誰かが言ったり書いたりした)根拠のない情報などに影響されていることに気づかせてくれる

 

他の誰でもない自分自身の真実に少しずつ目覚める(気づく)ためだ

 

東京では3年の単身生活ののち家族がやってきた

この数年後にかつて味わったことのない大きな波がやってくることになる