めいそうえっせい

色々と心のままに

仕事論 

どんな仕事でも一人では成り立たない

様々な人間関係で成立する

 

自分かこうしたいと思ってもそうはならない(と思い込んでいる)

こうしなければならない(と思い込んでいる)

上司とはこうあらねばならない(と思い込んでいる)

部下にはこうしなければならない(と思い込んでいる)

仕事とはこういうもんだ(と思い込んでいる)

 

実はこの思い込みこそが仕事には最も不必要な要素になる

 

ひとは自分の望んだものを実現する力を有している

 

目の前に水の入ったコップがある

飲みたければ手を伸ばして掴み口まで運んで飲めばよい

ただそれだけのことだ

 

なぜそれが可能か

できることが当たり前だと思い込んでいるからだ

 

では仕事ではなぜそれができないのか

不安だからだ

できないかもしれないという不安があるからだ

 

不安があるとできなかったらどうしようと思う

どう言い訳しよう

どう責任を取ろう

 

目の前のコップの水を飲むことに不安のあろうはずはない

だから飲める

 

30センチ幅の板の上を歩くのに地上であれば何の造作もない

10メートルでも100メートルでも苦もなく歩ける

では地上10メートルではどうか

途端に足がすくんで歩けなくなる

 

落ちるかもと不安が募るからだ

落ちたらどうなるだろう

骨折するかなそれとも死ぬかも

死んだらどうしよう

 

不安の連鎖は限りない

 

仕事も同じなのだ

 

ほとんどのひとは不安の中で判断し仕事をしている

(不安だから)これをする

(不安だから)これをしない

 

お笑い芸人やタレントがテレビで成功するしないを見ていると

テレビという場所の「不安」を克服したひとが残っているように見えるのだ

言うなれば場慣れだ

 

スポーツの世界例えばプロ野球などで監督が見込んだ打者を4番バッター

で使い続けるなどということがある

あれなどは4番という立場に慣れさせるためではないだろうか

慣れることによって不安を克服し日頃の実力を出させようという配慮ではないか

 

もしタレントにせよスポーツ選手にせよ普通の仕事人にせよ人間としての能力が

周囲とそれほど大きな違いがないという前提であれば結果を最も左右するのは

「不安」の違いなのではないか

 

成功するか否かは思いの強さとよく言われる

それは不安が入る隙間が相対的に減少するからだろう

 

では不安はどうしようもないのだろうか