めいそうえっせい

色々と心のままに

孤独を感じるとき

コロナの影響によって最も孤独感を感じるのは驚くことに若い世代らしい

 

年寄りは社会生活そのものと距離が元々あるせいであまり感じないのかも

 

自分の高校、大学時代を思い出してもしあの頃今年のような状況になったら

どう思っただろう

 

学校に行けない、友人に会えない、もちろんスマホもない(ネット自体がない)

 

ないない尽くしだ

 

遊びといえば、ディスコ、麻雀、飲み会、コンパ、ボウリングくらいか

 

この中で出来そうなのは誰かの家で麻雀するくらいかな

みんな暇だからすぐ集まるだろう

 

今の若い人たちはリアルで顔付き合わせて麻雀するなんてことはほぼない

だろうから集まる機会がほとんどないんだろうな

 

そうなるとどうしてもSNSってことか

 

想像するにSNSでのコミュニケーションは限界があるだろう

 

例えオンラインでお互い顔の見えるFTFであってもだ

 

時間だって短いだろうし

 

その点、麻雀はズブズブのコミュニケーションになる

 

勝った負けたも含めて人と人とがぶつかり合う

 

何時間、下手したら丸一日でもやってしまう

 

何しろヒマだから

 

食い物はそれこそ頼めばいいし

 

あまり健康的ではないがコロナ下におけるコミュニケーション的にいえば最強かも

しれない

 

そう考えると、今の若い世代の人たちは元々がリアルのコミュニケーション手段に

乏しいことが分かる

 

それがコロナによる環境変化でクローズアップされてしまったと言うことなんだろう

 

自分の28歳になる末娘は多数が暮らすシェアハウスで生活している

 

就職先がおっさんばかりで出会いもなく友人が出来にくのが主な理由らしい

 

シェアハウスなんて洒落たものは自分たちの世代にはなかった代物だがやはり時代を

反映しているようだ

 

想像するに毎日が修学旅行みたいなものか

 

それはそれで楽しいだろう

 

やはり人と人はリアルであるべきだとは思う

 

今、自分は還暦をすぎてリアルコミュニケーションが非常に乏しい

 

ほとんどが女房、時々娘、たまに友人数人だな

 

ここで何度も書いているが、長く働きたいと言う気持ちの背景にはリアルコミュニケーション

を維持したいと言う気持ちがあるからだろう

 

社会とつながっていたい=人とつながっていたい

 

さて、では孤独では本当にダメなのか

 

人は絶対的にリアルコミュニケーションを必要とするのか

 

自分の答えはノー

 

だと思うしノーであるべきだ

 

もちろん誰とも会わない、話す機会もない生活がずっと続けば否応なしに

孤独感が募るだろう

 

寂しさが増すだろう

 

その先には厭世観さえ抱くかもしれない

 

これは自分たちが生まれてこの方ずっと外を見て外に依存して生きてきた証左でもある

 

外に自分を見ることに慣れきっている

 

内に自分を見出せば外に依存しなくてもよくなる

 

内に自分を見出すとは自分は世界とつながっていると心の奥で認識することだ

 

そのつながりのリアリティズム(現実感)が孤独感を癒す

 

癒すと言うのも当てはまらないかもしれない

 

遠ざけると言ったほうがより正確だ

 

つまり孤独を感じるが孤独そのものは実在しないと言うことだ

 

「感じる」ものは変えられるのだ

 

まず自分の内側を見つめてみよう

 

そこで感じるものを変えられるかどうか試してみよう

 

それがスタート地点になる