めいそうえっせい

色々と心のままに

定年後の日々

つい先ほど自転車で隠れ家に来る途中思いついた

 

定年後研究会をやろう!!!

 

昨日、末娘が家を出た。シェアハウスに住むんだとか

奴は奴で親父が定年していつも家にいるのが鬱陶しいと思っていたフシ

はある

これでとうとう夫婦二人きりだ

その現実が少し感傷的にさせたのも事実だ

ちょうどタイミングよく?家ついて行っていいですかと言うTV番組

で代々木のじいさんの家をやっていた

68歳一人暮らし 身寄りはない

親の残した家(代々木の高級住宅地っぽいので相当な資産価値はあるだろう)

が唯一の財産らしいが月5、6万(多分国民年金か)で暮らしている

家の中はゴミ屋敷風だ

散歩が唯一の趣味で昔酒で膵臓をやられているとかで飲まない

結構すごい映像だった

 

実はここからが気になったのだ

彼はTVが入ったことで他局でも数回呼ばれ、家にも人が何度か訪れたようだ

 

最初のとき彼はこのような趣旨のことを言っていた

一人は気ままで孤独で楽しい

 

それがこう変わった

会話がないのが寂しいのは間違いない

 

最後のT Vのテロップでは

彼が人恋しさを取り戻したみたいな表現をしていた

 

二つ感じた

一つはTVは彼にとって余計なことをしたのではないか

もちろん彼は寂しかっただろう

孤独であっただろう

しかし寂しく孤独なりに自分一人で楽しむ暮らしをしていた

ゴミ屋敷でも何でも彼にとっては良かった

それをTVが番組制作のためなのか真に彼のためを思ったのか

分からないが綺麗に片付けた

ゴミ処理代は30万以上にもなりTV局が払ったそうだ

なぜだ?

彼は悪いねと何度も言っていた

本当に片付けて欲しかったのだろうか

彼は人が来ること、話せることを楽しんで片付けをしようと言う

提案を断ることができなかったんじゃないのか

 

二つ目

彼のような生き方をどう捉えるのか

ダメ男なのか

自由人なのか

蔑むのか

羨むのか

世間はどう見、判断するのか

日本ではなく、アメリカなら、ヨーロッパなら、中国なら・・・

 

日本人特に男の仕事観や人生観、働きがいなどは多分に過去からの価値観

が元になっている

そして少子高齢化と言う現実がその変化への対応に実は逆行しているフシ

がある

若者は貴重だ

高齢者が増えては困る

と言う方向だ

 

企業などは最たるものだ

コロナで最も被害を受けているのは間違いなく高齢者だろう

どんどん職を失っている

同期の定年組が言っていたがハローワークは今とんでもない蜜だそうだ

 

日本の社会のあり方を変えねばならない

なぜか

簡単な話だ

誰もが例外なくトシを取り高齢者になるからだ

 

若者だけチヤホヤし若者にだけ住みやすくし若者にだけ楽しく

高齢者がけが辛く寂しく自信を持てず邪険にされる日本の社会

 

若者もいずれは気づく

自分たちも高齢者になるのだと

 

高齢者が自尊心を持って楽しく暖かく受け入れられる社会であれば

若者も安心して年を重ねていける

いずれは自分たちもああなるのだと

 

そのような大それたことまで考えたわけではないが

 

定年後研究会を発足しよう!!!と思い立った

 

ドトールでコーヒーを飲みながら大体の概要はあっという間に

出来上がった

 

そりゃそうだ

仕事柄、研究会なるものの類は山ほど作ったし運営したし慣れているからだ

今になってそれが生きるとは

これも人生の不思議なところだ

 

オンラインでスタートする

会員化し誰もが見られるようにする

3、4回までは会費を取らない

 

毎回テーマを設定し、一般演題と特別講演を行う

初回だけは多分特別講演はやらず記念大会とし趣旨説明や今後のための

アンケートを主体とするだろう

3ヶ月に1回くらいのペースで開催すると大体来年の春から夏にオンライン

が終了する

もしコロナが終息もしくはインフル化のような状況なら参加集合形式での

学術集会を開催する

その内容は会終了後にYouTubeにアップし誰もが見られるようにする

学術集会は年一回行う

あとはオンラインによるミーティングや情報発信などを定期的に実施する

メルマガなんかもいいな

とにかく定年後の男なら誰でも見られ、参加でき、意見を発信できるような

場を作れればいいのだ

オンラインを見るのが楽しみになったり、そこへ投稿するのが楽しみに

なったり、学術集会に参加するのを心待ちにするような、そしてその場

をきっかけに友人が増えたり会話ができたり趣味で繋がったりできれば

いいではないか

 

ダメもとでやってみよう