めいそうえっせい

色々と心のままに

新たな小説クラス

新たな小説クラスに通い始めた

 

とても人気のクラスで、友人がキャンセル待ちをしてくれて、なんとか潜り込めた

 

僕はある長編企業小説を書いていて、それは昨年から書いていたものだけど、七割くらいは出来ていたので、それを一部出したところ、講師から全部出せと言われて、折角だからと突貫工事で完成させて出した

 

先日、その講評があった

 

受講生たちからは概ね、好評だったし、自分の懸念するポイントへの答えなども聞けて僕はとても満足した

 

ところがその後、講師を囲んだ軽い食事会の席で、講師から手厳しい言葉が次から次へと僕に繰り出された

 

あんな長くてくだらないものを読まされて損をしたとか、どうしようもない小説だとか、小説を舐めているとか

 

僕は黙って聞いていたが、さすがにだんだん腹が立ってきた

 

素人とはいえ、精魂込めて書いた作品に対し、そこまで上から目線で罵詈雑言浴びせることはないだろうと思った

 

でも言い返す何ものかを僕は持っていない

 

ただ黙って聞いていたのだ

 

今度は自分が情けなくなってきた

 

ここまで言われて何も言い返せないことに

 

帰り際にある女性が僕に、先生は見込みのある人にしかああいう言い方はしないから素直に聞いておいた方がいいですよと言った

 

僕はその女性にも腹が立った

 

なぜあなたにまでそんな風に上から目線に言われなければならないのか

 

その日、僕は自分がとても惨めだった

 

その夜、悔しくて夜中に何度か目覚めたが眠れないほどではなかった

 

そして翌日以降、そのネガティブ(に思えるよう)な経験が、僕に爪痕を残すことは全くなかった

 

それはまさしく瞑想の効果だといえる

 

ああ、そんなこともあったなあとでも言うような

 

さらに、講師の真意にも気付かされた

 

彼の言っていることは手厳しかったが、その目は優しかったことを思い出した

 

確かにあの女性が僕に言ってくれたように、講師は(僕に見込みがあるかどうかは分からないが)成長させようと思って言ってくれたのだと確信した

 

その証拠に僕は自分の弱点に気づいたし、それを克服しようと努力を始めたから

 

それを僕はありがたいと思えた