めいそうえっせい

色々と心のままに

先にバチが当たったのだ

自転車で出かけた

 

気持ちの良い日だったからね

 

いつものルートを走って、コーヒーを飲んで、小説のアイデアを小一時間練って、また自転車でお気に入りの街中華で昼ごはんを食べた

 

それから、図書館へ行こうとして、路肩の段差で転けた。

 

幸い左膝を擦りむいたくらいで済んだが痛かった

 

通りかかった年配の男性がとても心配してくれた

 

何とか図書館にたどり着いたが、どうしてこんなバチが当たったのか不思議だった

 

色々思い巡らせてみるが心当たりはない

 

まあ、いいかとパソコンを出して小説を書き始めた

 

その日は図書館の事情で、いわゆる図書室ではなくて、休憩室のようなところが開放されていたのだが、いつもそこはお気に入りなので気にならない

 

少し離れた場所に、同い年くらいだろうか、年配の女性が食事をしていた

 

多分持ち込んだお弁当だと思うけど

 

しばらくして、その女性が携帯で話し始めた

 

結構、大きな声だった

 

僕はどうしようかなと思ったのだが、前方に座っていた人も気になるのかチラチラその女性の方を見ている

 

それを見て僕は立ち上がってその女性のところに行き、小さな声で、ここで携帯はやめた方がいいですよと言った

 

女性は、あ、すいませんと言って、携帯を切り、しばらくして帰って行った

 

僕はそれから一時間くらい経った後かな、ふとパソコンから目を上げて壁の方を見やると、そこに貼り紙がしてあった

 

ここは、飲食や携帯をしていただいて良い場所になっていますと

 

ああ、やってしまった

 

言わなきゃ良かったと思うのと同時に、このバチが先にやってきたのかと納得した

 

痛い一日になった