めいそうえっせい

色々と心のままに

隠れ家の意味を改めて考える

今朝あるニュースを見た

 

コロナと共存していく社会についてだ

 

コロナによって従来当たり前だった世界が大きく変わらざるを得なく

なっている

 

その変化がもたらしたものは皮肉にも人間の本質を暴き出すリトマス試験紙

役割を持つという意見

 

また我々人類はもともと遊動者でありそれが社会環境とともに定住者になった

というような話も

 

どちらもそうなのだろう

深い感慨はない

 

コロナによって毎日会社へ行っていた旦那が急に在宅で朝から晩まで家にいる

それによって家族もしくは夫婦関係が良くなるところもあれば喧嘩が絶えず

コロナ離婚とかいう話まで出てくる

 

しかしこんなことは今に始まったことではない

環境の変化が起こればいつもあることだ

 

自分みたいな定年退職なんかは良い例だろう

急に毎日が日曜日になる

女房にとってみれば元気なうちは外に行って働いて欲しい

私だけの時間だったのに・・・となるだろう

 

もちろん奥さんが旦那の定年退職を喜んで長い間ご苦労さま、これからは

ゆっくりしてください、私も子育てを卒業しましたから夫婦二人で仲良く

趣味でも見つけて暮らしていきましょうね・・・というのもあるだろう

 

実はどちらがいいかは分からない

男の側からすれば後者がいいと一般的には思われているかもしれないが

決してそうではない

 

前者には自由、後者には束縛の可能性がある

 

ある古い友人は単身赴任していて今月末で定年だが家に帰るのがうれしく

ないらしい

理由は自分が色々と外に出て活動するのが好きなのだが家に帰ると出不精の

奥さんがいて自分が出るのを快く思わないし一緒に連れて行っても動こうと

しないから面倒だということらしい

 

その点自分は恵まれている

何も言われないし自由に行動できる

 

この隠れ家もそう

うるさい奥さんなら許してくれないかもしれない

自分だけ好きなところに行って仕事でもなく好きなことをしていると

 

ということで隠れ家の意味を改めて考えてみた

 

先のニュースにある遊動者であった人間、つまり環境に合わせて自由に

動き遊び生活をしていた人間が仕事によって一つの場所に縛られた生活

を余儀なくされる

それが当たり前の世界になっている

コロナによってそれがさらに極端になり不動者になった

どこにも行けない

することもない

 

定年後の我々と全く同じではないか

 

自分は家を出る場所を確保する試みをした

何かをするための場所ではなく家を出るための場所

まずはどうなるかを試してみた

 

これが成功した

今のところはだが

 

コロナだろうが定年だろうが関係ない

家を出て行ける場所があるのだ

 

もちろん別荘なんぞを持っているお金持ちもいるだろうが

実は決定的に違う

 

徒歩圏内である(今は主に自転車を使っているが)

近所に商店街がある

PC環境がある

 

毎日別荘には行けないだろう

何日間あるいは数週間過ごせるが飽きるだろう

ブラブラ商店街を散策できないだろう

(負け惜しみじゃない)

 

どのくらいの人がフリーランスみたいに個人事務所みたいなところを

有しているか分からないがもし彼らに聞いたら事務所があって本当に

良かったと答えるのじゃなかろうか

 

自分の場合はましてや仕事ではないのだからさらに自由度が高い

 

以前も書いたが再度リコメンドしておきたい

 

①定年退職で行くところ、やることの心当たりのない方はぜひとも

「隠れ家」を一考すべきである

(さらに言えば無理に何かを探すべきではない、無理をするトシではない)

 

②とにかく財布に負担のかからない「隠れ家」を探すこと

 安いことは絶対的価値だ

 築100年であろうが狭かろうがまずは安いこと

 風呂はいらない、トイレはあった方がいいが共同でも一向に構わない

 6畳あれば御の字、4畳半でもいい

 (どうせ誰も来ないし呼んではいけない)

 

③家から徒歩圏内で探すこと

 遠いと行くのが億劫になりそれでは目的に沿わない

 近過ぎてもいけない

 適度な距離 徒歩10分以上40分以内くらいか

 その圏内でどうしてもなければ自転車でもいい

 それならもう少し遠くても大丈夫になる

 

④繁華街や駅の近くが理想

 隠れ家に行くことは隠れ家の周囲を探索する楽しみがある

 それが何もない住宅街や工場地帯や田園地帯(まあこれはこれでアリかも)

 だと隠れ家にいることそのものが目的になってしまいかねない

 美味しいランチやケーキの店、百円ショップ、古本屋・・・

 ブラブラしたり自転車で走り回ったりできる

 

⑤これは人それぞれかもしれないが

 ネット環境があるとさらに良い

 自分の場合はi-MACを設置してスマホのデザリングでNETに繋いている

 それで何をするかはそれぞれ

 

⑥さらにもう一つ

 自分のようにブログを始めると良い

 定年になるような年齢であれば一旦自分の人生を振り返るのもいいだろう

 誰に聞かせる読ませるわけでもなくただ心の赴くままに綴ればいい

 結構面白いし何かスッキリしてくる

 

ぜひお試しを

(このブログも誰も読んでないから知られないかもしれないが

 まあそれもいいだろう)