めいそうえっせい

色々と心のままに

定年後の日々

先日、女房とカレーを食べに行った

 

その車中で、なぜそのような話に辿り着いたのかよく覚えていないが

 

自分が役職をクビになった時の話になった

 

もう15年も前のことだが、てっきり女房は覚えているものと思っていた

 

ええ、そんなことがあったのと大げさに驚く女房

 

要は何も覚えちゃいなかった

 

それどころか聞いちゃいないと言う

 

女房にとってはその程度のことなんだろうと言う一抹の寂しさも

あるにはあったが、せっかくなので丁寧に説明した

 

上司だった役員から役職解任を言い渡されとぼとぼ家に帰ろうとしたが

どうしてもそのまま帰れず、家の近くのお好み焼き屋に行ったこと

 

そこで女房を呼び出したこと

 

女房はそこに呼び出されたことは覚えていたが記憶はそこまで

 

あの時に事情を話したが、お前はなんで夜にこんなところに呼び出すのか

 

もう晩ご飯は食べ終わっていたのでお好み焼きは食べられない

 

そんなことばかり言ってたよと

 

ああそうだったんだ

 

で終わり

 

男はつらいよ