今朝の瞑想中に新たな気づきがあった
昨日の気づきの続きになる
孫の後ろ姿から今に生きることを感じていた
そしてその後ろ姿は二度と見られないものであると知った
そこには手の隙間から砂が零れ落ちていくような一抹の寂しさがあった
それは昨日眠るまでずっと心に残っていた
今が失われて過去になっていく寂しさ
すべてこの相対世界ではうつろいゆくと頭では知っているしそれに執着しても
得るものはないと知ってはいる
しかしやはり寂しいものは寂しいし悲しいものは悲しい
そういう思いがなぜかずっと残っていた
今朝目覚めたときもその思いがまだ残っていたくらいだ
孫のひょこひょこ歩く後ろ姿が浮かんできた
瞑想を開始した
間もなく
孫の後ろ姿が浮かんできた
ところがそこに執着はすでになかったのだ
ただ後ろ姿がある
ああそうなんだ
うつろいゆくのは感情も同じなのだ
瞑想によって心に刻まれるものはかすかなベールのようなものになる
そのベールは知らず知らずのうちにどこかに消え失せていくのだ
心は心自身を取り戻す
心は大本を映し出す
そこには何もなくすべてがある