めいそうえっせい

色々と心のままに

在宅ワークとひととのつながり

新入社員が退職しているそうだ

 

コロナ禍で在宅ワークが増え、会社の人間関係が構築しづらいというのがその理由らしい

 

管理職のほうは管理職の方で、仕事ぶりが見えないために評価で困るらしい

 

やはり一人っきりで狭い部屋に閉じこもってパソコンと向き合ってるといやになってしまうのはよくわかる

 

誰だってそうだ

 

ひととひとのつながりというのは、直に接してこそ意味がある

 

真に伝わるのは言葉そのものではないからだ

 

もちろん全くオンラインが意味がないのではないが弱まる

 

言葉に乗せて目に見えないエネルギーが伝わる

 

村上春樹さんが在宅では楽しみを見つけねばならないと書いていた

 

なるほどその通りだなと思う

 

楽しみを見つけるとはつまり心を満足させるという意味だ

 

心は常に楽しみを見つけようとしている

 

より魅力あるものを求めて彷徨って?いる

 

おいしいものを食べて満足すると次に向かう

 

オンラインで一人部屋で閉じ籠っていると、ストレスが蓄積していく

 

常に外部に刺激を求めている心が自分を見失うからだ

 

最も効果的な方法は瞑想だ

 

心の外側には心を真に満足させるものは存在しない

 

だから次から次へと欲望を満足させようとする

 

ある程度の外部刺激を得て心が満足すると同時に身体も疲れるので眠りがやってくる

 

ずっと部屋に閉じ籠っていると外部刺激が不足してくるし身体も疲れにくい

 

ストレスとは欲望を満足させられないことだ

 

瞑想によって心が内側に向かい、そこで満足を見出すとストレスが消失する

 

外部刺激を必要としなくなるのだ

 

村上春樹さんが言うのはもちろん瞑想のことではない

 

彼は創作活動そのものが楽しみであり、音楽を聴いたりするのも楽しみになっているので在宅がストレスになりにくい

 

自分が先日一泊二日で出かけた小旅行で気づいたのは、やはり外部刺激は必要ではなかったということだった

 

楽しみは人それぞれだろうが、たとえばひととの接触、つまり楽しい会話がないとストレスが溜まる(女性に多いかもしれない)という人は、在宅は困難になりやすいだろう

 

このような人には自分の内側に接触する技術、たとえば瞑想だが、他にも探せば色々あるだろうから、自分に合うものを見つけると良いのではないだろうか

 

絵を描いたり、文章を書いたり、モノを作ったりといった創作活動が好きな人は在宅は全く問題がない

 

ただできれば発表したりオンラインでもやり取りできるようになるとさらに良いだろう

 

とにかく今のこのコロナ禍の時間をうまくやり過ごせればよいのだ

 

いつかあんなときもあったなあと思い出す時が必ずやってくるから