ここ最近、全く乗らない
別に作家でもなんでもないのだから構わないと言えば構わないのだが
描きたいものがまず見当たらない
しょうがないかと時間任せにしているのだけれども無為に過ごす時間が長い
運動不足を意識し始めていてそのせいかとも思ったりする
確かに梅雨のために数日家に籠もっていると瞑想の体験も良くない
体がだるく常に眠気が付いて回るのだ
夜更かしもよくなさそうだ
朝何時に起きてもいいと思うとなんだかズルズルとした生活になる
そのうちそのうちと思ううちいつの間にか何週間も経っている
村上春樹は規則正しい生活をしていると読んだことがある
朝起きて午前中だかに確か2,000文字を書くのがルーティンだとか
どんなに書けなくとも書くそうだ
すごく乗っている時でも2,000文字で収めるそうだ
そのリクツが僕には分からないがそれが良いものを書く氏なりの秘訣なのだろう
素人考えであるが乗っているからイイものが書けるかというとそうでもないのでは
書けなくて苦労して苦労して絞り出した文章にもそれなりのものが宿っているのかもしれない
究極の苦悩が書きたいとふと思う
それも大袈裟でなく淡々と
あるいはとんでもなくバカな話とか
落語の化け物屋敷みたいな
いっちゃってる話は面白いな
この前見た名もなき生涯って映画のような
僕たちは究極の選択を迫られた時どうするのだろう
キリストの生涯
実は詳しくは知らない
僕の理解はこうだ
弾圧され迫害され裏切り者が出る
キリストは全てを知っている
文字通り知っているのだ
なぜそうなっているか全てを
知った上で行動する
十字架を背負ってゴルゴダの丘を歩く
磔になり手足に楔を打ち込まれる
そして復活する
もちろん復活することも知っていた
自分のような生き方が全ての人間に可能であると示したかったのだ
右の頬を打たれたら左の頬を出せ
お好きなだけ打ちなさいという意味だ
あなたの気が済むまで
あなたがなぜ私の頬を打ちたいか私は知っているからです
そしてあなたが私にしたことを私は許し、私はあなたのために祈ります
あなたが私を打つことであなたに災厄が降りかからぬようにと
主よ、彼らを許したまえ、彼らは自分が何をしているのか知らないのです
キリストの生涯は教えそのもの
人間の意識の進化に多大なる影響を与えるためにあった
そんな生き方をしている人を描きたい