めいそうえっせい

色々と心のままに

とうとうコロナに罹りました 3

今日でようやく自宅療養が明ける

 

やはり10日間は長いなあ

 

ずっと2歳の孫娘も一緒だったので余計に大変だった

 

もちろんカミさんが一番大変だったと思うが

 

今回コロナに罹ってみていくつか思ったことがある

 

まずは医療体制

 

発熱して大変な時になかなか発熱外来を探し予約して行くのは辛いものがある

 

まずはコロナかどうかの確定診断を得たい

 

薬局で売っている抗原検査キットもあるが、陽性がでれば問題ないものの、陰性だとまだウイルスが十分繁殖していないのかとか、やり方が稚拙でうまく検出できていないのではないかと思ったりする

 

つまりは全くの未経験である未知の感染症に対する不安が強い

 

何をどうすればいいのだろうと思ってしまう

 

やはり気軽に医師にかかれ、適切な情報と初期対応があるといいなあと思った

 

次に行政

 

確定診断をした医師から保健所に連絡が行き、健康観察やその後の対応などについて案内をしてくれる

 

僕は、その前に自分でネットで調べ、東京都の発熱センターとか相談窓口に連絡を行ったため、自宅療養者用の食事やパルスオキシメーターが早く届いた

 

細かく体調などを聞き取っていただけるのはありがたいのだが、問題は、悪化した時の対応をどうすればいいのかが一番知りたいわけだが、結局は、自分の判断で最後は救急車を呼んで欲しいと言われてしまう

 

保健所の対応の中に、入院調整とか病院の紹介とかも書いてあるが、そのようなことはなされないようだ

 

確かに入院の可否判断を保健所が、しかも電話の聞き取りで行うのは困難だろう

 

この辺りに改善の余地があるように思った

 

何かで読んだことがあるが、感染症に関しては保健所の領分?というか業務が規定されていて、それは医療とは別立てなので、そこには溝がある

 

行政サービスを受ける身からすれば、このような縦割りの弊害を感じる

 

もっと医療と連携してくれれば、色々なことがスムーズに行くだろう

 

ファストドクターとか訪問診療を行う医師も増えてきて、自ら行けない患者の自宅に電話一本で来てくれる医療サービスが受けられるようにもなったが、独居で情報リテラシーの乏しい高齢者には利用しずらいだろう

 

このような人のために行政サービスは本来あるべきで、医療と患者をつなぐ役割をすべきだと思う

 

幸いオミクロン株は重症化リスクが低く、デルタの時のように自宅で亡くなる方がほとんどいないようだ

 

でもそれは、対策が進化したわけでは全くない

 

感染力も悪性度も強い株が現れればあっという間に同じことになる

 

僕は今まで感じたことのない何かを感じた

 

それは自分の身は自分で守らなきゃならないということだ

 

当たり前ではあるが、自分のどこかにこの日本の医療とか体制を盲信している部分があって、最後は助けてもらえるだろうと思っていたことがもしかすると違っているかもしれないと思い直したのだ

 

でもそれではいけないと思う

 

日本という国は助け合いができる国民性のあるところだ

 

特に医療は国民皆保険という制度で誰もが一定レベル以上の医療が受けられるようになっている

こんな素晴らしい制度を持った国はない

 

安心して過ごせる平和な日本

 

今、真剣にそれを思う