めいそうえっせい

色々と心のままに

投影

今朝の瞑想中に、昔の嫌な男のことが思い出された

 

なぜだろうと思った

 

その男は、本当に嫌な奴だったが、もう何年も前のことなのですっかり忘れていたのに

 

その男を思い出したことで、いろいろな思い出とそれにまつわる感情が芋づる式に出てきた

 

僕はそれを眺めていた

 

すると、自分のことに思い当たった

 

僕も同じじゃないか

 

僕にもおんなじようなところがあると分かった

 

僕は嫌な男に自分を投影していたのだ

 

自分の嫌なところを、その男に見ていた

 

そこがクローズアップされたかのように

 

なるほどね、そうだったのかと思った

 

この世は自分のあるがままと何かで読んだがその通りなのかもしれない

 

全てに自分を投影するのだ

 

自分が変われば世界が変わると言うのは本当だったのだ

 

不思議なことにその嫌な男のことが嫌でなくなっていた

 

この感覚はなんだろう

 

僕は意識的に自分の何かを変えてはいない

 

ただ見方が変わった

 

僕はこう推察している

 

その男の嫌なところが自分の中にあると認識した僕は、ごく自然にそれを受け入れたのかもしれないと

 

肯定も否定もせずただ受け入れた

 

完全によく分かっているわけではないけれども多分そうだと思う

 

そしてその嫌だという思いを手放すことができた

 

持っていた風船の紐を離すように

 

風船はどこかへ飛んでいった

 

そんなような感じがする

 

瞑想で起こる不可思議な体験だった